渡る者

草原の海は穏やかだ
時に嵐のように波を立ててくる

友の馬と僕は、この波の中で
一つになる  想いも重なるように
ただ 草の波を越え夕日を摑むが如く
走り抜ける。

風は僕等に教える もうすぐ夜が訪れる事を
夕日を摑めるほどの場所にお前たちはまだ来ていないのだと

また、何も考えず草の海を渡るがいい
また、風と語るがいい

僕等は何も考えず一つになる
当たり前のようにそばにいる それが満ち足りた時間……

******
クリスタルのルーンを風に見立てる。
馬を表すルーンと合図を受け取るルーン

とあるお芝居のワンシーンを思い出した……
草の海を渡る……

馬と人とは昔からの友人なのだろう
ルーンが使い始められた2世紀頃からずーっと

零街の片隅 lovelysnow

零に何をかけても零なり・・・・ そんな街の片隅の住人 志彌 星・時・RUNE・Dice・cardを詠みとき 紡ぐ・・・ 音なき声をひろい しずかにいやす・・・・

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